aya-kobayashi-manita 's 翻訳 Try It !

真夜中三時に思う事。(続・マグリットへのオマージュ。)~復活エッセイ・プチ③~

2018年、以前のブログから転載。

 私は、マグリットの『大家族』という絵画が好きです。嵐吹きすさぶ混沌とした暗闇の海上、ひとつの家族が青空という希望を大きく胸に持ち、今、まさに飛び立とうとしている、というような、そのような光景に見えて、とても勇気や感動を与えてもらえます。

 通っている絵画教室で、私なりにアレンジしてみました。その作品とともに・・・まだまだ稚拙なタッチで恥ずかしいのですが、アイディア勝負の我ながら、ライフワークにしてゆこうと思えるものになったような・・?

 絵はそのままの転載が出来なかったので、文章末尾に改めて掲載させて頂きました。



真夜中三時に思う事。(続・マグリットへのオマージュ。)

2018-11-18 13:03:53

テーマ:芸術事感想

影を付けてみた。

。。。。。。

前回より、陰影を付けてみた。

光り輝くマグリットの大家族にして、『平和』とタイトルにした。それが前回までのあらすじ。

今回は、「光になれば影も出来る。」と、気付き。

それもこれも、最近、真夜中3時に起きてしまうから。

ふと外を窓の端から覗けば、そこはもう、『闇』である。冬に近づく真夜中3時の暗闇を舐めてはいけない。ぞっと背筋が凍り付く、ある種ホラー映画のような正にそれは、闇、意外の何ものでもない。街灯も消え、人も物音も例えあったとしても呑みこむブラックホールである。

これでは人間は生きていけない。真っ暗で何も見えない物質的な生活不可能感と、精神的な恐怖感。

ここから後1時間、つまり明け方の4時頃にでもなれば、ちょっとは曖昧模糊の中目が慣れてくるような空気に変わる。

『光』が差すのである。

闇、では、生きていけない。光、が必要だ。

すると・・・よく言われるが、「光があれば必然的に影も出来る。」と。

人の人生や性格にも言えるだろう。光があれば、影もある。良い所もあれば悪い所もある、という訳だ。ポジティブもあればネガティブもある。得意もあれば不得意もある。正解もあれば間違いもある。それが、人間だ。

そこで、マグリットの『平和』に、影を描き足してみた。

前回まで↓

今回↓

う~ん。。。微妙なほんの些細な違いなのだが・・・超難問レベル間違い探しくらいの・・・

でも、真夜中3時にむくむくと起き出し、窓の外を覗いてひやっとなって、気付いてマグリットに影を足してみて・・・思う事がある。

すると、すんなり受け入れられた。自分の間違いだらけの過去。消し去りたい言動。不安で仕方のない性格の部分。-・・・

これらを、すんなり受け入れられ、なーになんてことは無い、これがなければ私は人間ではなかったのだ、と。。。

影のない光はない。

闇に光を放つ以上、影は付いて回る。

これが、人間。

真夜中3時に思う事。

マグリットにも影を足したら、ちょっとまたマシになった気が・・・

身を持って感じ、理解し、受け入れた瞬間でした☆

こんなんなりましたキョロキョロキョロキョロ☆↓



影をちょっと付けたつもりバージョン。


カリグラフィー風に?言葉は、ディズニープリンセスのテーマ『if you can dream』より抜粋。

aya-kobayashi-manita 's 翻訳 Try It ! ~pupils with heart~

こんにちは。学生時代、文化史と美術史を専攻した後(ロンドン留学含む)、美術館学芸業務補助を経て、カルチャースクール勤務。現在、在宅で翻訳の勉強中。主に、①芸術事の感想(展覧会、舞台、映画、小説など)、②英語で書かれた世界各国の美術館図録や美術評論、③英語圏の絵本や児童文学、文芸作品、④英語の歌詞、⑤趣味の朗読やよみきかせ、歌、⑥日常の散歩や旅行記、生活の一コマなど・・日英語で記してゆきたいです。

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