aya-kobayashi-manita 's 翻訳 Try It !

訳の可能性・・・???ポケカラ daydream believer

翻訳は、その時、その場所、翻訳者、読み手、など諸条件によって柔軟な変化を見せると思う。

例えばこの曲。

the monkeysによるdaydream believer。学校のアイドルとお付き合いが始まり、幸せいっぱいで昼間から夢見てるみたいだよー、と、浮かれ眼の主人公を歌った歌。よく歌詞を読み解くと確かにそれで良い、それで合っているのだろう。

しかし、何しろなんて平和で穏やかで、ハッピーなメロディとサウンド!まるでこの青年は、現実離れした幸せな白昼夢に微睡んでいるみたい・・・!!そう、なんていうか、大人の優しいおとぎ話のよう・・・

という訳かどうかは知らないが、忌野清志郎による日本語訳版(ZERRY氏訳)は、なんとオリジナルとは真逆で。彼女と別れて、幸せだった日々を今更ながらに思い返す設定となっている・・・。

そして、なぜか後者の方がしっくりくると、私には思えてしまう・・・。夢見がちで現実逃避している主人公という設定にぴったりとはまっているのだ!  

決めては後半に、you once thought of me as a white knight on a steed(君はかつて一度、僕のことを白馬の騎士だと思ったね)と、すでに過去形となっているフレーズが出てくるからだ。かつては、一度は、と、今はもうそうではない、というほのめかしを感じて私は仕方ない。

たったこの一行のフレーズだけど、私の中での、この曲に対する印象はガラリと変わっつてしまった。

さて、皆さんはどう思われますか?翻訳って、本当に自由で、だからこそ本当に責任重大で、難しい☆

宜しければ、ポケカラアプリで歌ってみたのでお訊き下さい☆↓↓↓

aya-kobayashi-manita 's 翻訳 Try It ! ~pupils with heart~

こんにちは。学生時代、文化史と美術史を専攻した後(ロンドン留学含む)、美術館学芸業務補助を経て、カルチャースクール勤務。現在、在宅で翻訳の勉強中。主に、①芸術事の感想(展覧会、舞台、映画、小説など)、②英語で書かれた世界各国の美術館図録や美術評論、③英語圏の絵本や児童文学、文芸作品、④英語の歌詞、⑤趣味の朗読やよみきかせ、歌、⑥日常の散歩や旅行記、生活の一コマなど・・日英語で記してゆきたいです。

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