たった一人、見てくれていた。~復活エッセイ・プチ⑥~
2016年記述。以前のブログから転載。他愛もない昔の思い出話しではありますが、私にとっては懐かしい、ひょっとしたら幾つか思い出せる芝居根性の原点のひとつ??かとも・・・
一つの舞台を作り上げる葛藤、楽しさ、充実感、達成感・・・思い出します。これは、たった一人、ファン?を獲得した?エピソード・・・小学校当時の話しなので、世界は狭く、それが高校になって東京に出て、また違う文化や生活環境、価値観の人々に触れ、大学になって、世界に出て、社会人になって・・・と、ジャンルも舞台でなく私の場合はスタッフ業へと移行し、ファンというより理解者はたったひとりでは認められず、飽き足らず、視野は両親兄弟から友達へ、地域社会へ、先生や学校集団へ、世界へ、社会へ・・・と、広く大きくはなり、そこで更に認めてもらいたいという、認め続けられたい、要するに働いて稼ぎたい、それが社会貢献に結び付いていてほしい、他人のためになっていてほしい、と、あくなき承認欲求は貪欲に止まる事を知らず・・・
でも、このブログのエピソードが、出発地点の一つとして、胸にある事は確かだと思っています。
今、また、東京や神奈川のオフィスといういわゆる現場から一線離れ、自己の在り方というようなものを改めて振り返り見つめ直しているこの時、段階で、シンプルにまた両親兄弟主人家族親族隣人友人地域・・・その、ひとまわり成長した目で再構成・再構築するネットワークというか絆を、大人なりにひとつひとつ大切に、たどって、結びあって、毎日生活してゆきたいものです。
たった一人、見てくれていた。
2016-01-25 18:16:34
テーマ:ブログ
前回の続きとも言える。
・・・・・・小6の時の学芸会。私はとにかく目立ちたがり屋。だから勿論、主役級の少女役に立候補。
さてさて、クラス内でなんだか10名ほどの立候補者の中でのオーディションが始まった・・・・・・
結構長い期間、オーディション。私は頑張った。
しかし、一方でどんどん決まっていく他の配役。
結局、私は、落ちた。そして、落ちた時は・・・・・・主たる台詞のついている役はほとんど全て、とられていた・・・・・・(笑)
それで残ったどんな役より、(とにかく目立ちたいから)台詞の多い役をとった。それは「村人」なんとか。
役名もない。が、台詞は確かー?覚えてもいないくらい少ないが、まあキーパーソンの村人の一人である。
後日・・・・・・全校生徒の内から寄せられた感想文にて、たった一人だけ、「(私の演じた)村人が面白かったです。」というのが読まれた。嬉しかった。
嬉しかった。目立ちたかっただけの演劇。だけど、名もない役だったけども。誰もが素通りしそうなストーリーの中の村人なんとかに、たった一人の子が、注目し、笑い(笑いを取る役だった。)、そして、覚えてくれていた。しかもわざわざそれを伝えてくれた。
それでいい。私は非常に誇らしげだった。結果、私は頑張った。私は満足だった。たった一人の生まれて初めてのファン。たったそれだけの事。が、当時の私の誇りとなった。ちっちゃなプライド。それでも、嬉しかった。
そういう、オハナシ♪ちゃんちゃん♪♪♪
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